QGISのアイコン表現をWebでも再現!Kumoyでラスター画像アイコン・SVGアイコンに対応
この記事でわかること
- Kumoyベクターのシンボルとしてラスター画像アイコンやSVGアイコンを使用する方法
こんな人におすすめ
- QGISで設定したアイコン表現を、そのままWebマップでも活かしたい方
- 観光地図、施設マップ、設備管理マップなど、ポイントデータをわかりやすく見せたい方
- アイコン機能を活用して、より伝わるWeb地図を作りたい方
はじめに
QGISで地図を作るとき、ポイントデータをわかりやすく見せるために、シンプルマーカーだけでなく画像アイコンやSVGアイコンを使いたくなる場面は多いのではないでしょうか。たとえば、観光スポットをピクトグラムで表現したり、設備の種類ごとに独自アイコンを使い分けたりすると、地図の意図がひと目で伝わりやすくなります。
今回、QGISユーザーが気軽にWebマップとして共有できるKumoyに新機能として、Webマップでラスター画像アイコンやSVGアイコンを表示できるようになりました。これにより、QGISで作り込んだポイント表現を、よりそのままの形でWebに持ち出せるようになります。
Kumoyのアイコン機能でできること
今回のアップデートにより、QGISでポイントレイヤーに設定したラスター画像アイコンやSVGアイコンを、KumoyのWebマップ上でも反映できるようになりました。
これによって、QGISで整えた地図の見た目を保ったまま共有しやすくなり、Webマップの表現力が大きく広がります。単なる点のシンボルだけでは伝えにくい情報も、アイコンを使うことでより直感的に表現できます。
たとえば、次のような場面で効果を発揮します。
- 観光地図や案内マップで、見どころや施設種別をアイコンでわかりやすく見せたいとき
- インフラ設備や点検対象を、設備の種類ごとに異なる記号で整理したいとき
- 災害対応や防災マップで、避難所・給水所・危険箇所などを見分けやすくしたいとき

アイコン機能の使い方
Kumoyでアイコン対応を活用する流れは、これまでのマップ共有と大きくは変わりません。ここでは、QGISで設定したアイコンをWebマップに反映するまでの流れを紹介します。
1. QGISでポイントレイヤーにアイコンを設定する
まずはQGISで、ポイントレイヤーのシンボルとしてラスター画像アイコンやSVGアイコンを設定します。今回は、Natural Earthからダウンロードした世界の空港データを使い、空港の種別(type)ごとにカテゴリ値でスタイリングして、飛行機のアイコンをシンボルとして設定しました。

アイコンの設定方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
設定すると、次のような見た目のマップを作成できます。

2. Kumoyにマップをアップロードする
アイコンを設定した地図をKumoyに保存・アップロードします。ブラウザパネルで[Kumoy]→[マップ]を右クリックし、[現在のプロジェクトを名前を付けて保存]をクリックしましょう。

マップ名などを設定し、[OK]をクリックします。

マップ内にローカルのベクターレイヤーがある場合は、Kumoyのベクターに変換するレイヤーを選ぶ画面が表示されます。変換したいレイヤーにチェックを入れて[OK]をクリックしてください。

アップロード処理が完了し、メッセージバーに「マップが正常に保存されました。」と表示されれば、保存は完了です。
3. Webマップで表示を確認する
WebブラウザでKumoyにログインし、アップロードしたマップを開くと、QGISで設定したアイコンがWebマップやレイヤパネルの凡例にも適切に表示されていることを確認できます。

アイコン機能を使用する際の注意点
ローカルに保存されているラスター画像やSVGをアイコンとして使用している場合は、QGISのシンボル設定の「ファイル埋め込む」からアイコンを設定し、プロジェクトファイルに保存しておくことが重要です。

これを行わないと、アイコン画像の参照先が各自のローカル環境に依存するため、ほかのユーザーが同じプロジェクトをQGISで開いた際にアイコンが正しく表示されないことがあります。
特に、チーム内でプロジェクトファイルを共有する場合や、別のPCで作業を引き継ぐ場合は、この点に注意しましょう。

なお、下記の画像のように、SVGブラウザなどからQGISのデフォルトアイコンを使用する場合は、上記の点を気にせず利用できます。

おわりに
Kumoyの新機能により、Webマップでラスター画像アイコンやSVGアイコンを使えるようになったことで、QGISで作成した地図の表現をこれまで以上にそのままWebへ持ち出せるようになりました。
アイコン対応によって、マップの見た目の完成度が上がるだけでなく、地図の情報もより直感的に伝わりやすくなります。観光、設備管理、防災など、ポイントデータをわかりやすく見せたい場面では特に効果を実感しやすいはずです。ぜひKumoyのアイコン対応機能を活用してみてください。
使用データ


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